みんなが払っている保険料の平均をデータでチェック!
ここでは、医療保険の基礎知識として、保険料の相場について解説していきます。年代別・世帯ごとの保険料の平均などをリサーチしてまとめているので、ぜひ参考にチェックしてみてくださいね!
実際の入院でかかる費用の平均は…?
まず、実際に病気になったとき、入院にかかる費用はいくらぐらいなのでしょうか?
平均的な入院日数から見ていくと、たとえば30代の人の場合、入院日数の平均は15.5日間、全体だと19.1日間だというデータがあります。そして入院したときの自己負担額の平均は、30代の場合19万円、全体でみると22.1万円というデータがあります。この自己負担額を頭に置いて、以下で保険料の平均相場を見ていきましょう。
世代・男女別に保険の加入傾向をチェック!
それでは、各データをもとに、世代・男女別に保険の加入傾向を見ていきましょう。上でチェックした入院時の平均自己負担費用と照らし合わせながら参考にしてみてくださいね。
世帯年収に比例して上がっていく傾向に
まずは、年間払込保険料の世帯年収別平均を見てみましょう。300万円未満の場合は15.2万円、300〜500万円未満の場合は17.7万円、500〜700万円未満の場合は20.7万円、700〜1,000万円未満の場合は23.9万円、1,000万円以上の場合は30.2万円となっています。約15〜30万円の間で、世帯年収に比例して上がっていくのが分かりますね。
50歳代までは上がっていき
60歳代になると少し下がる傾向に
次は、年間払込保険料の年齢別平均を見てみましょう。18〜19歳の場合は5.7万円、20歳代の場合は13.2万円、30歳代の場合は17.5万円、40歳代の場合は21.1万円、50歳代の場合は24.3万円、60歳代の場合は18.2万円となっています。50歳代までは年代が上がるにつれ平均費用も上がっていき、60歳代になると少し下がる傾向にあるようです。
男性と女性の平均費用の差は約5万円
では最後に、男女別の年間払込保険料の平均費用を見てみましょう。まず男性の場合は、平均で22.8万円、一方女性の場合は平均で17.4万円となります。やはり、一家の大黒柱になることの多い男性にかける保険料の方が、高いことが分かりますね。ちなみに性別や年齢、世帯年収などに分けず全体で見てみると、平均は19.7万円というデータになります。
ほとんどの人が疾病入院給付金のある保険に入っている!
保険の中でも、疾病入院給付金がついている保険に加入している割合はどのようなものなのでしょうか?あるデータを元に見てみると、疾病入院給付金のある生命保険に加入している人の割合(加入者ベース)は87.5%。疾病入院給付金のある民間生命保険に加入している人の割合(加入者ベース)は86.7%となっています。大多数の人が疾病入院給付金が支払われる保険タイプを選んでおり、その需要の高さ、必要性の高さが分かります。
代表的な医療保険の保険料を一覧チェック!
最後に、代表的な医療保険の商品とその金額などを以下にまとめてみました。1日の入院につきあらかじめ定められた給付金が支払われる「日額保障型」、実際にかかった入院にかんする費用を実費で補償してくれる注目の「実費補償型」の2つから、それぞれ紹介しています。ぜひご参考に!
代表的な保険名 | 保険料相場 | 特徴 |
---|---|---|
|
1,800円〜 4,600円 |
メリット 短期化する入院と、長期入院が心配な病気の両方に対応できる合理性が魅力。保険料が一定なので年を取ってからも安心できる。 デメリット 長期のリスクに対応する保険なので、健康状態や生活環境(例えば喫煙の有無など)で基本の保険料が左右される。金額も割高。 |
1,800円
~
4,600円
メリット
短期化する入院と、長期入院が心配な病気の両方に対応できる合理性が魅力。保険料が一定なので年を取ってからも安心できる。
デメリット
長期のリスクに対応する保険なので、健康状態や生活環境(例えば喫煙の有無など)で基本の保険料が左右される。金額も割高。
代表的な保険名 | 保険料相場 | 特徴 |
---|---|---|
|
2,000円〜 3,500円 |
メリット 価格帯が安く、歳をとっても加入しやすい。ライフプランに合わせて保険内容を見直したり、最新の保険商品に乗り換えやすい。 デメリット 満期保険金がない、いわゆる掛け捨てがほとんど。長期入院中に満期を迎えると、途中から保険金が支払われなくなる場合も。 |
2,000円
~
3,500円
メリット
価格帯が安く、歳をとっても加入しやすい。ライフプランに合わせて保険内容を見直したり、最新の保険商品に乗り換えやすい。
デメリット
満期保険金がない、いわゆる掛け捨てがほとんど。長期入院中に満期を迎えると、途中から保険金が支払われなくなる場合も。
自分の年齢や収入に合った最適な保険選びを!
さて、入院にかかる費用や年間保険料の平均額、実際の医療保険の相場などを見てきましたが、いかがでしょうか?それぞれの平均的なデータを見てみると、何となく傾向が分かりますね。これらの傾向を参考にしながら、自分や家族の状況(収入や貯蓄、年代、ライフステージ等)と照らし合わせ、自分たちに合った適切な保険選びをぜひ実践してください。一番重要なのは、自分のニーズに合った保険を選んで、無理なく将来の安心に備えることです!