保険選びの悩みを解消!医療保険を大研究

保険選びの悩みを解消!医療保険を大研究

日額or実費?終身or定期?医療保険のキホンを徹底解説

まず知っておきたい、医療保険の分類のポイント!

医療保険を選ぶ際は3つのポイントで比較検討して絞る!

日本人の7〜8割が加入していると言われる医療保険。しかし、ひとくちに医療保険といってもその種類や商品数は実に多く、「どんなふうに選べばいいのか分からない」「どんな保険が自分に合っているのか分からない」といった人も少なくはないでしょう。そもそも、契約方法や補償内容、特約(オプション)など、検討する要素が多すぎます。

そこで、医療保険を選ぶ際にまず知っておきたいのが、保険の大まかな分類。医療保険を選ぶ際には、以下の3ポイントを注視し、自分に合ったものを比較して選ぶようにしましょう。

「実費補償型医療保険」or「日額型医療保険」を徹底比較!

実費補償型と日額型の、それぞれの特徴を知ろう!

医療保険の給付の受け取り方は、実費補償型と日額型の2種類あります。

実費補償型は、あらかじめ定められた限度額(150~300万円程度)を超えなければ、入院で実際にかかった費用をそのまま受け取ることができます。

一方で日額型は、実際に入院した日数に応じて、定められた金額(1日5,000~10,000円程度)が支払われます。

実費補償型も日額型も、それぞれメリットとデメリットがあります。このページで2つの特徴を把握したうえで、加入を検討してはいかがでしょうか。

実費補償型
<特徴>
日額型
<特徴>
入院費用
上限
120万円
※1回の入院につき
1日
5,000円〜10,000
※入院諸費用も込みの給付金
入院諸費用
上限
500万円
※1回の入院につき(プランにより違いあり)
1日
5,000円〜10,000
※入院費用も込みの給付金
手術費用
上限
120万円程度
※1回の入院につき
1回
10万円〜20万円
給付日数
365 60
保険料
1,000円〜5,000
※20代〜50代男性の場合
定期:月2,000円〜5,000
終身:月5,000円〜10,000

※20代〜50代男性の場合
特約の種類
  • 先進医療給付金
  • 特定疾病給付金
  • 女性特定疾病給付金
  • がん給付金
  • 先進医療給付金
  • 特定疾病給付金
  • 女性特定疾病給付金
  • がん給付金
特徴

入院時に負担する「実費」を幅広く補償

医療費の自己負担分や、差額ベッド代・交通費・付添費用など、入院時に必要なあらゆる諸経費を補償してくれます。

給付金内でのやりくりが必要な日額型と違い、上限額内なら実費負担分をしっかりカバーしてくれます。

実費補償型医療保険がある
保険会社を詳しく見る

定額の給付金内でのやりくりが必要

入院1日につき5,000〜10,000円(入院給付金)、手術を受けた場合は10〜20万円(手術給付金)など、あらかじめ決められた額の給付金を受け取るタイプの保険。

多くの場合、定額の給付金だけでは賄えず自己出費がかさみます。

日額型医療保険がある
保険会社を詳しく見る

年代 男性 女性
20代
「若いから大丈夫!」と医療保険に無関心な人も多いですが、貯蓄や収入の少ない時期こそ注意が必要。入院原因としては気胸などの器官系疾患や胃腸系の病気、また骨折などのケガが多いようです。 20代男性の
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徐々に結婚や出産を意識する人が多くなる年代。入院の原因も妊娠・出産がらみのものが多くなります。出産前後の入院リスクにはしっかりと備えておきたいところです。 20代女性の
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30代
結婚や出産、住宅購入など大きな出費も出始める30代。入院原因としては糖尿病や胃腸系・消化器系の病気、扁桃炎、椎間板ヘルニアなどが多いよう。働き盛りの時期を手厚く支える医療保険が不可欠! 30代男性の
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30代は女性にとってライフスタイルの大きな転換期。自分の将来を見つめ、最適な保険を真剣に考えたい時期です。入院原因としてはやはり妊娠・出産がらみが多くなっています。 30代女性の
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40代
職場での立場や子どもの教育資金など背負うものが多い40代。健康面の不安も徐々に増え、手厚い備えを用意したい時期です。入院原因としてはがん、脳血管疾患、糖尿病などが多いようです。 40代男性の
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既婚か未婚か、共働きか専業主婦かによってライフスタイルは大きく変わりますが、共通するのは健康面の不安の増加。多い入院原因には子宮筋腫、女性のがん(特に乳房)が挙げられます。 40代女性の
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50代
現役世代ながら老後の生活が見え始める50代。健康面の心配も年々大きくなります。入院原因としては、糖尿病や脳梗塞といった生活習慣病が一気に増加。各種がんによる入院も多くなります。 50代男性の
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更年期障害などで精神的・肉体的な負荷を抱えがちの50代女性。入院の原因としては、女性特有のがんをはじめとした各種がんが多く、統合失調症での入院もみられます。 50代女性の
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60代
いよいよシニアライフを迎える60代。老後資金や親の介護など不安は大きい一方で、病気・入院リスクは年々高まります。入院の原因は、がんや糖尿病、統合失調症、白内障などさまざま。骨折などのケガによる入院も意外に多いようです。60代以上の
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知っておくべき!
医療保険の選び方

医療保険を選ぶ際に見るべき5つのポイント!

自分に合った医療保険を選ぶには、どんなポイントに注意すればよいのでしょう?

注目すべき5つのポイントを挙げ、それぞれについて詳しく解説をします。正しい保険の選び方を知り、自分にぴったりの保険に入りましょう。

終身型と定期型

一生涯続く保険?状況に合わせて見直しのきく保険?

保険には、保障が一生涯続く「終身保険」と、一定の期間が保障される「定期保険」があります。それぞれのメリット・デメリットは…?

貯蓄型と掛け捨て型

貯蓄性保険?一定期間だけど手頃に手厚く備える保険?

保険には、満期保険金や解約返戻金のある「貯蓄型保険」、満期金がなく解約返戻金もほぼない「掛け捨て型保険」があります。それぞれのメリット・デメリットは…? 

1入院あたりの限度日数

1入院あたりの限度日数はどう判断すればよいの…?

医療保険には、60日・120日・360日など、1回の入院につき保険金が支払われる限度日数が設定されています。これらの日数は、どのように考えて判断すればよいのでしょう…?

保険金請求時の手続き

診断書の取得費用は保険金でカバーできる…?

保険金を受け取るには保険金請求を行なう必要がありますが、請求の流れはどのようなものなのでしょう?また、診断書の取得費用は保険で賄えるのでしょうか…?

差額ベッド代などの諸経費負担

差額ベッド代や食事代などの諸経費もしっかり賄える…?

入院をすると、治療・入院・投薬などの基本的な医療費以外にも、食事代や差額ベッド代、日用品、消耗品など、健康保険適用外となる自己負担の諸経費が必要になります。これらをしっかりとカバーできる保険とは…?

「終身保険型」or「定期保険型」を徹底比較!

終身保険型と定期保険型のメリットとデメリット

保険には、一生涯保障が続く終身保険と、一定期間の保障が受けられる定期保険があります。

保険料が一生涯変わらない、保険料を抑えることができるなど、終身保険と定期保険にはそれぞれメリットとデメリットがあります。将来設計も含め自分に合った保険を選びましょう。

終身保険型 定期保険型
メリット
  • 保険料が一生涯変わらない
  • 一度契約をすると、契約が一生涯続くので再手続きの煩わしさがない
  • 保険金が必ず受け取れる
  • 満期の度に保障内容を見直すことができる
  • 保険の乗り換えもしやすい
  • 比較的安い値段から保険に入れる
デメリット
  • 物価上昇など社会状況の変化に対応しにくい
  • 自分のライフスタイルが変わっても対応しにくい
  • 基本的に、保障が続く限り生涯にわたって保険料を払い続ける
  • 年齢制限がある場合が多い
  • 若い人には保険料が安く、高齢の人には保険料が高く設定されている
  • 契約期間が過ぎると保障されない
「終身保険型」
  • 保険料が一生涯変わらない
  • 一度契約をすれば一生涯続くので再手続きの煩わしさがない
  • 保険金が必ず受け取れる
  • 物価上昇など社会状況の変化に対応しにくい
  • 自分のライフスタイルが変わっても対応しにくい
  • 基本的に、保障が続く限り生涯にわたって保険料を払い続ける
「定期保険型」
  • 満期の度に保障内容を見直すことができる
  • 保険の乗り換えもしやすい
  • 比較的安い値段から保険に入れる
  • 年齢制限がある場合が多い
  • 若い人には保険料が安く、高齢の人には保険料が高く設定されている
  • 契約期間が過ぎると保障されない

「貯蓄型」or「掛け捨て型」を徹底比較!

貯蓄型と掛け捨て型のメリットとデメリット

保険には、満期保険金や解約返戻金のある貯蓄型保険と、満期金や解約返戻金がほぼない代わりに、保険料が手ごろな掛け捨て型保険があります。

貯蓄型と掛け捨て型のどちらがお金を貯めやすいかは、その人の性格やライフスタイルによって変わります。貯蓄型と掛け捨て型のメリットとデメリットを見比べて、自分に合った保健を選んでみましょう。

貯蓄型 掛け捨て型
メリット
  • 貯蓄性がある(戻り率には注意が必要!)
  • 生命保険料控除による控除額が大きくなりやすい
  • 貯金と保険の両方を行うことができる
  • 保険料が安い
  • 商品の種類や数が多く、より自分に合ったものを選べる
  • ライフスタイルに合わせて保険の見直しが行える
デメリット
  • 掛け捨て型に比べると保険料が高い
  • 払い込み期間が短いと戻るお金も少ない
  • 解約のタイミングによって損になるケースがある
  • 解約返戻金がなく(あっても小額)、満期金もない
  • 保障期間に限りがあり、満期になると保障は終了する
  • 貯蓄性がない
「貯蓄型」
  • 貯蓄性がある(戻り率には注意が必要!)
  • 生命保険料控除による控除額が大きくなりやすい
  • 貯金と保険の両方を行うことができる
  • 掛け捨て型に比べると保険料が高い
  • 払い込み期間が短いと戻るお金も少ない
  • 解約のタイミングによって損になるケースがある
「掛け捨て型」
  • 保険料が安いのに保障内容は充実している
  • 商品の種類や数が多く、より自分に合ったものを選べる
  • ライフスタイルに合わせて保険の見直しが行える
  • 解約返戻金がなく(あっても小額)、満期金もない
  • 保障期間に限りがあり、満期になると保障は終了する
  • 貯蓄性がない

実費補償型の
医療保険まとめ

医療費の自己負担分や、差額ベッド代・食事代・付添費用といった医療費以外の諸経費など、実際にかかった自己出費を実費補償してくれるとして注目されている実費補償型医療保険。この保険を扱う保険会社2社を、詳しく紹介します!

まずはここから!
医療保険の基礎知識

医療保険の概要や種類、保険料の相場など、医療保険にかんする基礎的な知識を15のポイントに分けて詳しく解説していきます!

  • そもそも
    医療保険とは?

    医療保険の概要や、公的医療保険(健康保険)との違いについて解説。医療保険の加入率や保険料、利用方法などについてもリサーチしています!

  • 健康保険で
    どこまで賄える?

    公的医療保険(健康保険)の役割や特徴について解説。健康保険でどこまでカバーできるのか?高額療養費制度とは何か?といった疑問にも答えます。

  • 保険料の相場は?

    気になる保険料の相場を紹介。世帯年収別、年代別、男女別といった項目ごとに年間保険料の平均をリサーチしているほか、代表的な医療保険商品の保険料も掲載しています。

  • 特約はつけるべき?

    医療保険の特約について解説。特約の役割や主な種類、知っておきたい注意点などをまとめています。また、実際の費用例もリサーチしています!

  • 引受基準緩和型とは?

    引受基準緩和型の医療保険について詳しく解説。どのような保険なのか、メリット・デメリットを挙げながら分かりやすくまとめています。

  • がん保険との違いは?

    医療保険とがん保険の違いを解説。がん保険の特徴やメリット・デメリットなどを挙げながら、医療保険と具体的に何が違うのかまとめています。

  • 子ども向け保険って
    入るべき?

    学資保険や子ども向けの生命保険・医療保険などについて詳しく解説。子ども向け保険の必要性を考える上で、参考にしていただける内容です。

  • 共済保険との違いは?

    医療保険と共済保険の違いを解説。共済保険の特徴やメリット・デメリットなどをまとめるほか、こくみん共済・コープ共済・都民共済・JA共済について別ページを設けて詳しく紹介します。

  • 生命保険と損害保険
    の違いは?

    生命保険と損害保険の違いを解説。また、生保型と損保型の医療保険の違いについても分かりやすくまとめています。

  • 妊娠・出産時に
    医療保険は使える?

    医療保険は、出産や妊娠を適用するのか、詳しく解説しているページです。生命保険と比較してどちらに加入するべきなのか、も紹介しています。

  • 訪問看護サービスとは?

    訪問看護について、公的な保険制度とや自費で利用できるサービスの内容、利用資格などを掲載しています。

  • 医療保険ってうつ病に
    なっても
    入れるの?

    近年、うつ病は仕事している人たちの間で急激に増えており、他人事ではありません。もし、うつ病にかかってしまってからでも、加入できる医療保険について記しています。

  • 医療保険の種類はどのくらい?

    保険と一言に言っても種類が多いのに、さらに枝分かれしている医療保険。複雑になって分かりにくい種類や特徴を整理しました。

  • 医療保険に入る必要性は?

    必要か否か、医療保険の加入を迷っている人に向けてまとめています。加入して損をしてしまう前に、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

  • 医療保険の通院補償特約とは?

    通院補償の中には、通院回数で給付金が下りる特約があります。特約の補償内容や選ぶ際に基準になることは何か、などをまとめています。