共済保険or医療保険どっちがおすすめ?
医療保険と共済保険の違いを分かりやすく解説!
ここでは、医療保険と共済保険との違いについて紹介しています。共済保険の特徴やメリット・デメリット、種類などについて詳しく解説しているので、興味のある人はチェックしてみてくださいね!
特定の組合員しか加入できない共済
共済保険は、特定の職業に就く人、特定の地域に住む人など、ある特定の条件を満たした人を対象とした保障制度です。「相互扶助の精神に則った組合員の助け合い」を掲げている非営利事業なので、掛け金なども安く抑えられています。
全国民が加入する公的な医療保険(健康保険)
掛け金が安いと評判の共済ですが、具体的にどんな特徴があるのでしょうか?共済ならではのメリット・デメリットを以下にまとめてみたので、参考にしてみてください。
共済のメリット・デメリットを紹介!
共済は、組合員の助け合いのための保障制度。そのため、高額保障ではなくほどほどの保障を、安い掛け金で受けられるというのが最大の特徴です。また、営利を目的としていない非営利事業であり、集めた共済家掛金(保険料に相当)が余った場合には組合員に還元されます。
まず、共済は組合員しか加入できません。また、掛け金はたしかに安いですが、60歳以降の保障が先細りするという特徴もあります。歳をとって医療機関にかかる機会が多くなるにつれ保障が薄くなるのは不安ですね。また、大きな保障が欲しい!という人にも向いていません。共済は小さな保障がたくさん付いたパッケージ商品が多いのです。そのため特定の保障だけ欲しい・手厚くしたいといったカスタマイズもできません。
事業目的や根拠法令などさまざまな違いがある「共済」と「医療保険」
誰でも加入できる民間医療保険とは違い、組合員やその家族が加入するための共済。この2つは、前提となる根拠法令や監督官庁が違います。また、事業目的も異なり、共済は非営利事業です。そのため掛け金が安いのが特徴の一つですが、その分保障も少なく、また商品の種類も少ないので自分に合ったものを選びたい人には向いていません。一方で民間医療保険は扱う商品数が多く、保障も手厚いものが多いです。将来に向けてしっかりとした保障を備えたい、より自分の目的に合った保険を選びたいという人には、ぜひ民間医療保険がおすすめです。
保障が手厚く、自分に合った内容を選べる民間医療保険がおすすめ!
共済保険は保険料の安さが魅力ですが、その分保障の内容が少ないのが事実。また商品数も少ないので比較検討はあまりできません。一方民間の医療保険ならさまざまな商品があり、保障内容も自分に合ったものを選べます。さらに最近は手軽な保険料の商品も多く登場しており、共済の掛け金とそこまで変わらないものも多数。ぜひ保険を考えるなら、本当に必要な時に役に立てられる、意味のある保険を選びましょう!
全労済が展開する共済で、「総合タイプ」「医療安心タイプ」「キッズタイプ」「シニア傷害安心タイプ」の4つが多くの人から選ばれています。年齢・性別にかかわらず安い掛け金で加入できるのが魅力。医師の診断が不要で、加入の手続きも簡単です。
生協が提供する共済です。医療保障としては「たすけあい」「ずっとあい」というプランが用意されています。食品購入などで利用する宅配やお店が窓口となっており、困ったことや分からないことがあればすぐに相談できます。
東京都民が入れる共済です。月々2,000円の手頃な掛け金が魅力。0〜85歳まで継続できる保障ラインナップとなっています(こども型は18歳以降、同額掛金の総合保障型に自動継続。総合保障型・入院保障型は65歳以降、同額掛金の熟年型・熟年入院型に自動継続となり、85歳まで保障されます)。
JA共済は、農家組合員、またJAの協同組合運動に賛同して出資金を払った准組合員が加入できます。さまざまなラインナップがありますが、医療保障としては「JAの医療共済」「引受緩和型医療共済」「JAのがん共済」の3つのプランが用意されています。