脳の病気は重篤な後遺症を引き起こす場合も!
脳梗塞や脳出血といった脳血管疾患は、重篤な後遺症が残ることも多く、医療保険によってどこまでカバーされるのか、しっかり把握しておきましょう。
脳は最も重要で繊細な組織!
脳血管疾患は、脳の血管内に異常が生じたり、血管から出血したりすることで引き起こされる病気の総称です。
脳梗塞は、脳の細胞へ酸素や栄養を運ぶ血管に異常が生じることで、血流が阻害され、窒息状態(虚血)に陥った神経細胞が死んでしまい、脳の機能障害が引き起こされる病気です。
脳梗塞は、日本人の死因トップ3の1つである脳卒中に分類される病気であり、その予防や再発リスクの管理は、健康な生活を送る上で重要な課題といえるでしょう。
脳梗塞の症状や程度は、梗塞が起こった部位や範囲によって様々です。その為、半身にマヒが生じたり、言語機能に障害が現れたりするだけでなく、場合によっては命に関わることもあります。また、一命を取り留めたとしても重篤な後遺症が残ることも多く、普段から生活習慣を改善して予防に努めることが大切です。
脳内出血は、文字通り脳内に出血が起こることで、脳卒中の1つに分類されます。
原因としては急に寒い場所へ移動したり、強いストレスにさらされたりといったものだけでなく、喫煙や飲酒、肥満、高血圧といった生活習慣に関わるものも少なくありません。特に高血圧は最も危険なリスク因子と考えられています。
脳内出血による症状は、出血部位や出血量によって大きく変わりますが、基本的には出血した血が塊となって脳細胞を圧迫・破壊することで引き起こされます。また、場合によっては重篤な後遺症が残ることも多い疾患です。
脳を覆う3層構造の膜の内、2層目のくも膜と、3層目の軟膜の間に出血が生じている状態です。
脳卒中の1つであり、脳卒中の1割程度がくも膜下出血といわれています。
くも膜下出血の原因としては、脳動脈瘤の破裂が大半を占めていますが、脳腫瘍や、外部からの衝撃によって出血する場合もあります。
代表的な症状としては、まず突発性かつ激しい、しかも持続性の頭痛です。また、吐き気や嘔吐が合併することもある上、さらに出血量が多いと、本来は脳へ届くはずの血が脳へ運ばれなくなり、最悪の場合は心停止に至ります。
発症後すぐの治療と、後遺症に対する治療の、両方をカバーするには?
脳血管疾患を発症した場合、基本的に入院して、緊急の事態に備えることが必要です。投薬治療が行われることもありますが、症状や程度によっては直ちに手術が行われることもあるでしょう。
その為、入院・手術を保障してくれる医療保険は、脳血管疾患に備えるリスク管理として有効です。
脳血管疾患では、退院後も再発を抑える治療が継続されることもあり、通院治療を保障してくれる医療保険は効果的です。
また、それ以上に脳血管疾患では後遺症の問題があります。特に重篤な後遺障害が残ってしまって、自分一人では生活や行動が困難になってしまった場合、障害給付金をもらえる医療保険に入っておけば、障害の程度に応じて保険金を受け取ることが可能です。
三大疾病特約とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞という、日本人の三大死因を保障する特約であり、脳血管疾患のリスク管理として医療保険に加入する上では、魅力的といえるでしょう。
過去5年以内に脳梗塞や脳出血などの既往歴があると、医療保険への加入が難しくなります。しかし、そのような場合でも、引受基準緩和型医療保険であれば加入できるかも知れません。
ただし、引受基準緩和型医療保険では保険料が割高になるなど、通常の医療保険とは異なる部分も少なからずあり、内容について事前に細かく確認しておくことが大切です。
脳の病気へ備える際は後遺症も忘れずに!
脳梗塞や脳出血といった脳血管疾患は、日本人の三大死因の1つである脳卒中としても分類され、突然死のリスクとして重要視されています。また、治療後に後遺障害が残ることも多く、脳血管疾患へ備える際は、入院・手術だけでなく、退院後の問題もまとめてカバーされる医療保険も検討するようにしてみましょう。
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 |
オプション補償 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 | 上限120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円〜1,580円 | 830円〜1,028円 |
保険タイプ | 定期型 | 定期型 |
申し込み方法 | 店頭申し込み可ネット申し込み可 | ネット申し込み専用 |
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 がん入通院治療費用保険金、特定疾病診断保険金、女性特定疾病入院一時金、先進医療費用保険金、がん診断保険金、がん入院保険金、葬祭費用保険金 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円~1,580円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
店頭申し込み可 ネット申し込み可 |
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 先進医療、入院時差額ベッド代(個室・少人数部屋の室料)、入院時諸費用 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
830円~1,028円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
ネット申し込み専用 |