入院・手術を伴う循環器疾患は基本的に保障される!
重篤な循環器疾患にかかった場合、入院や手術が必要なことも珍しくなく、医療保険によって保障されるケースも少なくありません。
循環器は血液の流れに関わる生体機能
循環器疾患とは、心臓や血管など、全身を巡る血の流れに関わる臓器や組織の病気です。
動脈硬化とは、血管が弾力性を失って、もろくなっている状態です。
動脈硬化は、それ自体が単一の病気というよりも、血管の状態を指す言葉であり、さらに深刻な病気を引き起こす重大なリスク要因として知られています。
心筋梗塞は、冠動脈が血栓などによって詰まって、血の流れが滞ってしまった結果、心筋に酸素や栄養が運ばれなくなって壊死し、やがて心臓が機能不全を起こしてしまう病気です。
尚、急性心筋梗塞では、極めて激しい胸痛や苦しさを感じる発作を伴います。
動脈硬化や血管のけいれんなど、冠動脈の内側が何らかの理由で狭くなってしまい、心筋への血流が悪くなって、心臓が機能障害を起こしてしまっている状態が狭心症です。
心筋梗塞とは異なり、血の流れが完全にストップして心筋が壊死してしまうことありませんが、やはり患者は胸が締め付けられるような発作に襲われることが一般的です。
心臓は内部で4つの空間に仕切られていますが、各部屋の間には血流の向きを調整する弁があります。心臓弁膜症とは、この弁に何らかの障害が起きて、心臓機能が阻害される状態の総称です。
不整脈とは、本来は一定のリズムで拍動すべき心臓の動きが乱れてしまう病気です。
そもそも心臓の拍動は電気信号によって調整されていますが、信号の発生装置(洞結節)や伝達経路に不具合が生じると、脈拍の速度が変化する、あるいは脈が飛ぶ(期外収縮)という症状が現れます。
不整脈では、全ての症状が直ちに治療を必要とするとは限りませんが、ケースによっては心臓の動き(電気の流れ)を外部から調節する、ペースメーカーが埋め込まれることもあります。
大動脈の内壁が膨張することで、コブを形成している状態が大動脈瘤です。
自覚症状がなく、大動脈瘤があるだけで直ちに命を失うというわけではありませんが、治療せずに放置するとやがて大動脈が破裂して、体内で大出血を起こして死亡するリスクが高まります。
入院・手術で給付金を受け取れるが、再入院の際は要注意!
治療の必要がない不整脈や、動脈硬化のように生活習慣の改善が治療の第一となる症状もありますが、基本的に重症化した循環器疾患は命の危機となる為、早急の入院・手術といった治療が必要です。そしてその場合、医療保険による入院給付金や手術給付金は心強いサポートとなってくれます。
また循環器疾患では、退院後も再発リスクを下げる為に通院治療が必要なこともあり、通院保障も付いている医療保険ではさらに安心感も高まるでしょう。
三大疾病特約とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中になった場合に保障される特約であり、将来的に急性心筋梗塞のリスクがあると不安な人は、付帯しておくといいかも知れません。
医療保険では通常、退院から一定期間内に、同じ病気が理由で再入院した場合、最初の入院と合わせて「1回の入院」として見なされます。すると、その結果として入院日数の合計が、入院給付金支払限度日数を上回ってしまい、超過分の入院については保障されない場合があることは重要なポイントです。
ペースメーカーの埋め込み手術に関しては、医療保険の保障対象とされています。また、ペースメーカー装着者は原則として障害年金を受け取れます。
しかし、医療保険の高度障害給付金における「障害」の認定基準は、身体障害者福祉法の基準とは異なるので、ペースメーカー装着者は障害給付金の保障対象外となることが一般的です。
医療保険は心臓の万が一に備える心強い味方!
心臓の機能に関わる循環器疾患は、入院・手術が必要なことも多く、医療保険の保障はそのような場合に経済的な安心感を高めてくれます。
ただし、症状や状態によっては治療法も大きく変わる為、どのような場合に保険金が支払われるのか、加入時に詳細を把握しておくことが肝心です。
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 |
オプション補償 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 | 上限120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円〜1,580円 | 830円〜1,028円 |
保険タイプ | 定期型 | 定期型 |
申し込み方法 | 店頭申し込み可ネット申し込み可 | ネット申し込み専用 |
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 がん入通院治療費用保険金、特定疾病診断保険金、女性特定疾病入院一時金、先進医療費用保険金、がん診断保険金、がん入院保険金、葬祭費用保険金 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円~1,580円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
店頭申し込み可 ネット申し込み可 |
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 先進医療、入院時差額ベッド代(個室・少人数部屋の室料)、入院時諸費用 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
830円~1,028円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
ネット申し込み専用 |