精神疾患の患者でも申し込める保険はある?
精神疾患の既往歴があったり、治療中であったりする人では、医療保険の加入が難しくなることもあります。そこで、精神疾患が医療保険の加入に及ぼす影響などを確認しておきましょう。
やる気がわかない、食欲がない、眠れない、気分が沈むなど、これらのような症状が続く場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は心身のストレスが重なった結果、脳の機能に障害が起こってしまう病気です。そして脳の機能障害が原因である為、単に精神論だけで改善することは難しく、適切な治療が欠かせません。
双極性障害は、気分が沈んでしまううつ状態と、気分が高揚して抑えられなくなる躁状態を繰り返す病気です。
躁状態は症状が深刻化すると、自分の意思で気分の盛り上がりをコントロールできなくなり、人間関係や職場での信用、日常生活を破綻させる恐れもあります。
何らかの特定の場面や物事に対して、強い不安感やうつ症状、体の不調といった症状を生じさせるのが適応障害です。
一番の解決策は、原因となる対象から離れることですが、それが難しい場合、症状が慢性化してしまうこともあります。
いきなり、動悸やめまい、呼吸困難、発汗、吐き気、手足の震えといった発作を起こしてしまう状態が、パニック障害です。
また、パニック障害では発作が起きたらどうしようという不安から、ストレスがさらに増大され、症状が悪化します。
その為、そのような症状が現れた場合は無理をせず、速やかに専門医へ相談して、適切な治療を受けることが必須です。
眠りたいのに眠れなかったり、睡眠が浅くて夜中に何度も目が覚めてしまったりと、睡眠に関わる問題を総称して睡眠障害と呼びます。
睡眠障害の原因としては精神的なストレスだけでなく、食生活や薬剤の副作用、ホルモンバランスの変化など色々と考えられるので、何が本当の原因なのか知ることが何より重要です。
精神疾患は医療保険への加入を難しくする?
うつ病や睡眠障害といった精神疾患は、基本的に通院治療となります。その為、入院・手術が給付金支払の条件となる医療保険では、カバーできないことがあります。
また、統合失調症などが悪化して入院となった場合、入院給付金が支払われることもありますが、しばしば精神疾患の入院・治療期間は長くなり、期間全てを医療保険でまかなうことは難しいのが現実です。
加えて、精神疾患の既往歴のある人や、現在治療中の患者では、医療保険への加入が難しくなることが一般的です。
保険会社によっては、退院後の通院治療に対する保障や、精神疾患によって休業した際に対する保障などが、特約で用意されていたり、精神疾患もカバーする就業不能保険が用意されていたりすることもあります。
各保険の内容は保険会社や保険商材によって異なるので、それぞれの約款については担当者にきちんと確認しておきましょう。
慢性的な精神疾患の症状がない人でも、一時的な疲れやストレスで寝付けなくなることもあるでしょう。そしてその際、睡眠導入剤を服用するかも知れません。
しかし、過去の一定年数内に睡眠導入剤の服用歴がある場合、本人はいたって健康のつもりでも、保険会社から「精神疾患の既往歴あり」と判断され、医療保険への加入を断られてしまう場合があります。
実際に病気の場合は、適切な投薬治療が必須ですが、不調を感じた時は安易に薬に頼るのでなく、まずは専門医へ相談して、症状について正しく調べることが重要です。
精神疾患を理由に加入を断られた人でも、加入できるかも知れない医療保険として、引受基準緩和型医療保険があります。
ただし、保険料が通常よりも高くなりがちで、また保険加入開始から一定期間内に発症した病気については保障されないなど、保険会社によって内容が異なるので、加入前にしっかりと把握しておかなければなりません。
医療保険への加入がストレスにならないように!
精神疾患が医療保険の加入時に障害となったり、治療時に給付金が支払われなかったりという場合があります。だからこそ、万が一の際にそのような状況でさらなるストレスを感じない為にも、医療保険の中身を事前に細かく確認しておくことが大切です。
保険名 (保険会社名) |
|
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基本補償 |
オプション補償 |
オプション補償 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 | 上限120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円〜1,580円 | 830円〜1,028円 |
保険タイプ | 定期型 | 定期型 |
申し込み方法 | 店頭申し込み可ネット申し込み可 | ネット申し込み専用 |
保険名 (保険会社名) |
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基本補償 |
オプション補償 がん入通院治療費用保険金、特定疾病診断保険金、女性特定疾病入院一時金、先進医療費用保険金、がん診断保険金、がん入院保険金、葬祭費用保険金 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
上限300万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
1,340円~1,580円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
店頭申し込み可 ネット申し込み可 |
保険名 (保険会社名) |
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---|---|
基本補償 |
オプション補償 先進医療、入院時差額ベッド代(個室・少人数部屋の室料)、入院時諸費用 |
支払い限度額 ※1入院中に請求可能な上限 |
120万円 |
基本補償の保険料 ※20代男性の場合(月額) |
830円~1,028円 |
保険タイプ | 定期型 |
申し込み方法 |
ネット申し込み専用 |