日額or実費?終身or定期?医療保険のキホンを徹底解説
医療保険は会社やプランによって様々な種類や特徴がありますが、その中で代表的なもののひとつに「三大疾病特化型」があります。
しかし、別にどの病気にかかっても入院や手術にお金がかかるんだから、それに特化していなくても良いのでは?と思ってしまいますよね。
まず「三大疾病とは何か?」から、詳しく見て行きましょう。
三大疾病は、一般的に「がん」や「心疾患」、そして「脳卒中」といった病気を指します。これらは共通して罹患した場合の死亡率が高いのが特徴で、入院も長期的になりがちです。
がん
「悪性新生物」とも呼ばれ、身体の中にがん細胞が増殖することによってそれが腫瘍化し、害を与えるのが特徴。生活習慣や遺伝子など様々な要因があると言われていますが、絶対的に予防することができないのが恐ろしいところです。現在死亡原因としてはナンバーワンの病気となっており、再発や転移などが多いことでも知られています。
心疾患
急性心筋梗塞や狭心症など、心臓に関わる病気の総称。これは血液の流れが悪くなることで動脈硬化を引き起こしたり、必要な酸素が流れなくなったりすることで主に起こるとされています。特に急性心筋梗塞は心臓が壊死することもあり、大変危険です。
脳卒中
正式には「脳血管障害」と言われ、脳の血管がトラブルを引き起こすことでなる病気の総称。脳梗塞やくも膜下出血などが代表的であり、時には身体が動かなくなったり正常な指令を出せなくなったりして、植物人間状態となる恐れもあります。
これらの病気は死亡率が高いがゆえに、助かっても治療が長期化することが多いと言われています。特にがんの手術は「移植」が必要となりますから、ドナーが見つかるまでの期間も長いですよね。
また、常に研究が進められている分野でもあるため、どんどん新しい治療法(先進医療)が生み出されているという特徴も。
しかし、先進医療は一般的に「公的な保険」が使えません。よって治療費が高額になる傾向もあり、最大では1回数百万円になることもあるのです!
そうなってしまうと、いくら貯金をしていても医療費が恐ろしく膨らんでしまいます。仮に民間の医療保険に入っていたところで、この保険金だけでは心もとない、と思ってしまうかもしれません。
その点、医療保険の「三大疾病特化型」は通常の医療保険に比べどの辺りが手厚いのか?というと、主に以下のポイントが挙げられます。
三大疾病での入院から通院まで一貫してサポート
三大疾病特化型の医療保険は、一般的に「通院特約」が付いているものも多く、入院や手術はもちろん通院までを一貫してサポートしてもらえます。通院だけでも回数が重なれば痛手となりますから、これはかなり嬉しいですね。
所定の状態なった時点で「一時金」が下りる
三大疾病特化型は、がんや心疾患、脳卒中といった病気と診断された時、まとまったお金(一時金)を受け取れるのが基本です。金額は100万円~300万円程度と幅がありますが、月々定額が給付されるものに比べて高額なので、使い方を自分で考えやすいのがメリットと言えるでしょう。
生命保険と連動したものもある
三大疾病は、前述した通り恐ろしいことに死亡率が非常に高い病気です。そのため、医療保険としてはもちろん、死亡時や特定の重篤な状態になった時に保険金が下りるものもあります。入院費や手術費としては三大疾病に限られますが、死亡時に関してはどういった理由でも構わない、というものが多いようです。
貯蓄型が一般的!三大疾病にならなくても損しない
三大疾病特化型で心配なのが「三大疾病に最後までかからなければ損をするのでは?」という点。前述した通り死亡時に保険金が下りるものにすれば家族に給付されますが、生きているうちに損をしたくないという場合でも、三大疾病特化型は「貯蓄型」が多いので、それを選べばいずれは保険金が戻ってきます。
三大疾病特化型と比較されやすいのが、がんに特化した「がん保険」。両者の違いは、主に「がん保険は掛け捨てが多く、三大疾病特化型は貯蓄型が多い」点、そしてもちろん「三大疾病特化型は、がん以外にも使える」点だと言われています。
掛け捨ては月々の保険料が安く、貯蓄型と併用しやすいのが利点です。一方でがんにならなければ何も返ってこないため、損得が気になる方は三大疾病特化型がおすすめと言えるでしょう。
また、がん保険は一点特化なだけあって商品によっては特に高額な先進医療費を賄ってくれるものもあるようなので、身内にがんで亡くなった方が多く、がんに対する不安が大きい場合はがん保険の方が最適かもしれません。